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墓じまいにかかる費用の相場はいくら?お金がない時の7つの対処法

梶原 由紀子 / 更新:2026-06-24
墓じまいにかかる費用の相場はいくら?お金がない時の7つの対処法
父の墓じまいを実際に進めたとき、一番不安だったのはお金のことでした。総額で見ると墓じまいの費用相場は30万〜150万円、最も多いのは80万円前後です。何にいくらかかるのか、内訳と「お金がないときの現実的な対処法」まで、私が役所と石材店を回って確かめたことをそのまま書きます。
  • 墓じまいの総費用相場は30万〜150万円、中央値は80万円前後。
  • 墓石の解体費は1平方メートルあたり10万〜15万円が標準相場。
  • 遺骨の取り出しは1柱につき3万〜5万円かかる。
  • 離檀料は3万〜20万円程度で、法的な支払い義務はない。
  • 費用が払えないときは分割払い・相見積もり・補助金で抑えられる。

墓じまいにかかる費用の結論

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墓じまいの総費用は30万〜150万円が標準で、一番多いのは80万円前後です。

お墓の大きさや立地で大きく振れます。重機が入らない山の上や狭い区画だと割増になり、状況次第で250万〜300万円に達することもあります。

正直に言うと、私が見積もりを取ったときも業者によって金額がかなり違いました。先に内訳を分解しておけば、どこで削れるかが見えてきます。

墓じまいの費用は「解体・撤去」「遺骨の取り出し」「閉眼供養」「離檀料」「新しい納骨先」の5つに分かれます。この内訳ごとに見れば、抑えどころが必ず見つかります。

そもそも墓じまいとは

墓じまいとは、今あるお墓を撤去して区画を更地に戻し、遺骨を別の場所へ移す(改葬する)一連の手続きのことです。

そもそも墓じまいとは

単にお墓を壊すだけでは終わりません。遺骨の移し先を決め、役所で改葬許可を取り、お寺に魂抜きをしてもらう。この順番を踏んで初めて完了します。

私の場合、最初は「石屋さんに頼めば終わる」と思っていました。実際は役所の書類手続きが先で、そこを飛ばすと遺骨を動かせません。ここが一番つまずきやすいところです。

墓じまいにかかる費用相場

墓じまいの費用相場は総額で30万〜150万円、最も多いケースは80万円前後です。

内訳ごとに分けると、それぞれの金額幅がはっきり見えます。下の表は、私が確認した相場をまとめたものです。

墓じまいにかかる費用の内訳と相場
項目相場補足
墓石の解体・撤去1㎡あたり10万〜15万円割安・一括だと1㎡あたり6.5万〜8万円
遺骨の取り出し1柱あたり3万〜5万円複数遺骨は増額
閉眼供養(魂抜き)3万〜5万円寺院により3万〜10万円
離檀料3万〜20万円法的義務はない
行政手続き数百円〜1,000円総額への影響は小さい

小型の墓石(1㎡未満)なら解体は10万〜15万円、2㎡以上の大型だと25万〜50万円以上に上がります。撤去工事だけでも20万〜50万円かかることがあります。

新しい納骨先の費用は別にかかります。合葬墓なら10万〜30万円と最も安く管理費も不要、樹木葬は20万〜80万円、納骨堂は30万〜150万円が目安です。

一般的に墓じまいのお金は誰が負担する?

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墓じまいの費用は、お墓を引き継いでいる祭祀承継者(多くは長男や名義人)が負担するのが基本です。

ただし、これは法律で「この人が払え」と決まっているわけではありません。実際には、墓を継いだ人ひとりで抱え込まず、兄弟や親族で分担するケースが多いです。

私のときも、最初は私ひとりで払うつもりでした。でも費用の内訳を兄弟に見せたら、自然と「半分出すよ」という話になった。先に金額を共有しておくと、もめずに分担しやすくなります。

墓じまいのお金がない場合の7つの対処法

墓じまいのお金が足りないときは、分担・分割・納骨先の見直し・相見積もり・補助金など、組み合わせれば費用を大きく抑えられます。

墓じまいのお金がない場合の7つの対処法

放置すると管理費が毎年かかり続け、いずれ無縁仏として整理されてしまいます。だからこそ、払える形に組み直すことが現実的な解決策になります。

墓じまいの費用を抑える7つの方法
方法期待できる効果
家族・親族で費用を分担ひとりあたりの負担を分散できる
分割払いを使う一度に大金を用意しなくて済む
リーズナブルな改葬先を選ぶ合葬墓なら10万〜30万円で管理費も不要
両家墓にまとめる2つのお墓の維持費を1つに統合できる
石材店で相見積もりを取る業者間の価格差を比較して安く抑える
メモリアルローンを検討手元資金が無くても着手できる
自治体の補助金を確認対象地域なら工事費の一部を補助
私が一番効果を実感したのは「相見積もり」と「納骨先の見直し」の2つです。この2つだけで、当初の見積もりから数十万円下がる人もいます。

1.家族や親族と費用を分担する

最初に検討したいのは、家族や親族で費用を分け合うことです。

墓じまいは「先祖のお墓」という、その家全体に関わる話です。総額80万円前後でも、兄弟3人で割れば一人あたりの負担はぐっと軽くなります。

コツは、相談の前に内訳表を作っておくこと。「解体に◯万円、供養に◯万円」と数字で見せると、納得して出してもらいやすい。感情論ではなく金額で話すのが、もめないポイントです。

2.分割払いをする

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まとまった現金が用意できないなら、分割払いに対応している石材店を探すのが現実的です。

墓石の解体費だけで2㎡以上だと25万〜50万円。これを一括で出すのは負担が大きいので、月々に分けられるなら着手のハードルが下がります。

ただし、分割に対応しているかは業者によって違います。見積もり時に「分割できますか」と必ず聞いてください。対応していない店も普通にあります。

3.改葬先をリーズナブルなお墓にする

費用を一番大きく動かせるのは、新しい納骨先の選び方です。

3.改葬先をリーズナブルなお墓にする

一般墓を新しく建てると100万〜300万円かかります。一方、合葬墓なら10万〜30万円で管理費もかかりません。永代供養墓も1柱あたり10万〜50万円で維持費が不要です。

新しい納骨先の費用相場
納骨先費用相場管理費
合葬墓・合祀墓10万〜30万円不要
永代供養墓1柱10万〜50万円不要
樹木葬20万〜80万円プランによる
納骨堂30万〜150万円かかる場合あり
海洋散骨5万〜50万円不要
一般墓(新築)100万〜300万円かかる

私は父の遺骨を永代供養墓にしました。維持費がかからないのが、地方に住む私にとって何より大きかった。継ぐ人の負担を将来に残さない、という意味でも合理的だと思います。

些細なことでもご相談ください

墓じまいは、費用も手続きも一人で抱えると本当に重く感じます。

私自身、最初は誰に聞けばいいのかさえ分からず、役所と寺院と石材店を行ったり来たりしました。改葬許可の流れや納骨先の選び方は、専門の窓口に相談すれば一気に整理できます。

小さな疑問ほど後回しにすると後で困ります。「離檀料って払う義務あるの?」程度のことでも、早めに確認しておくと安心です。

4.両家墓を検討する

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両家墓とは、二つの家のお墓を一つにまとめて、維持費や管理を一本化する方法です。

夫婦それぞれの実家にお墓があり、両方を継ぐ人がいない。そういうとき、一つにまとめれば管理費も供養の手間も半分になります。

ただし、宗派や霊園の規定で両家墓を認めていない場所もあります。検討するなら、納骨先の管理者に可否を先に確認してください。後から「できません」と言われると計画が崩れます。

5.石材店で相見積もりを取る

費用を抑えるうえで効果が大きいのが、複数の石材店から相見積もりを取ることです。

5.石材店で相見積もりを取る

解体費は標準で1㎡あたり10万〜15万円ですが、割安な業者や一括対応なら6.5万〜8万円まで下がります。同じ工事でも、業者次第で倍近く差が出るのが現実です。

私は3社から見積もりを取りました。一番高い店と安い店で20万円以上違ったので驚きました。霊園が業者を指定している場合もあるので、まず管理規約を確認してから声をかけるのが手順です。

相見積もりは最低2〜3社。安さだけでなく、撤去後の更地化や残土処理が見積もりに含まれているかも必ず確認してください。

よくある質問

墓じまいの費用と進め方について、私が実際によく聞かれる質問にまとめて答えます。

よくある質問

墓じまいにかかる費用とは?
お墓を撤去して区画を更地に戻し、遺骨を新しい納骨先へ移すまでにかかる総額です。解体・撤去、遺骨の取り出し、閉眼供養、離檀料、新しい納骨先の費用で構成されます。
墓じまいにかかる費用はいくら?
総額の相場は30万〜150万円で、最も多いのは80万円前後です。お墓の大きさや立地で変わり、重機が入らない場所などは割増になり最大250万〜300万円になることもあります。
墓じまいの始め方は?
まず新しい納骨先を決め、役所で改葬許可を取り、お寺に閉眼供養を依頼してから石材店に解体を頼むのが基本の流れです。役所の書類手続きを先に済ませないと遺骨を動かせないので注意してください。
離檀料は必ず払わないといけませんか?
離檀料に法的な支払い義務はありません。相場は3万〜20万円程度で、これまでお世話になったお礼(お布施の一部)と捉えるのが一般的です。

最後に一つだけ。墓じまいは「先祖を粗末にする」ことではありません。継ぐ人の負担を残さず、きちんと供養を続けるための前向きな決断です。私はそう考えて父の墓じまいを終えました。

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梶原 由紀子

終活ガイド上級資格保有 ・ 相続・不動産手続き専門メディアでの執筆実績7年

司法書士事務所でのアシスタント経験を経て、相続・終活まわりの手続き取材を専門とするフリーライター。自身も父の死後に地方の墓じまいを主体となって進めた経験を持ち、実際に役所・寺院・石材店に足を運んで得た一次情報をもとに書く。

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司法書士事務所でのアシスタント経験を経て、相続・終活まわりの手続き取材を専門とするフリーライター。自身も父の死後に地方の墓じまいを主体となって進めた経験を持ち、実際に役所・寺院・石

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